不動産担保ローンで即日融資は可能?銀行系vsノンバンクの審査スピードを徹底比較!

銀行系vsノンバンクの審査スピードを徹底比較!

なるべく早くお金を借りたい!」といった場合もあると思いますが、資金調達のスピードは金融機関によって大きく異なります。

不動産担保ローンは無担保ローンより時間がかかるのが一般的ですが、それでも最短○日といったスピードを売りにする会社もあります。

ここでは、契約(融資実行)までの速さについて銀行系とノンバンク系を比較し、特にスピードが速い金融機関を紹介します。

銀行系不動産担保ローンのスピードは?

銀行系の不動産担保ローンは審査~契約に2週間~1ヶ月程度かかる場合が多いです。

不動産の評価査定社内稟議保証会社の審査などプロセスが多段階になるため、どうしても時間を要します。

例えば都市銀行で住宅ローンを借りる場合でも通常1ヶ月前後はかかりますが、不動産担保ローンの場合さらに融通が利かず、1ヶ月超かかることもあります。

急いでいるときに銀行を利用すると「待っている間に支払い期限が過ぎてしまう」リスクもありますので、スピード重視なら銀行は不向きです。

ただし、ネット銀行などでは事前審査回答までの時間が短縮されている場合もあります。

住信SBIネット銀行」や「楽天銀行」では、Web申込後数営業日以内に仮審査結果を回答するなど一定のスピード感を持っています。

もっとも、仮審査が早くても本審査~契約締結には最低でも1~2週間はかかる点は留意しましょう。

ノンバンク系不動産担保ローンのスピードは?

ノンバンク系は全般的に審査・融資スピードが速いです。

例えば、「審査最短◯日」「最短即日融資」などと宣伝している会社もあります。

AGビジネスサポート」は最短3日融資、「セゾンファンデックス」でも最短1週間程度、「MIRAIアセットファイナンス」は最短翌日融資をそれぞれ掲げています。

特筆すべきは「ユニバーサルコーポレーション」で、審査時間は最短3時間振込まで最短10分と豪語しています。

これほどのスピードは稀ですが、「朝申し込んで夕方にお金が振り込まれた」という体験談もあります。

ノンバンクが速い理由は、審査項目を絞り込んでいることと決裁権限が現場近くにあることです。

また不動産調査も独自ルートで迅速に行うノウハウがあり、大手よりフットワークが軽いと言えます。

ただし、「最短◯日」と書かれていてもそれはベストケースであり、実際はもう少し余裕を見る必要があります。

書類不備があったり担保評価に時間がかかったりすると数週間になることもあるので、過信は禁物です。

オンライン手続きとスピードについて

最近はオンライン完結で契約できる金融機関も増えています。

書類の郵送や面談が省略できれば、その分時間短縮につながります。

例えばネット銀行や一部ノンバンクでは電子契約やWeb面談で重要事項説明を行うことでスピーディーに手続きを進めています。

2022年には不動産の契約手続きをオンラインで完結できるよう法律が改正され、重要事項説明書契約書面電子交付が可能になりました。

こうした制度変化もあり、ローン契約のオンライン化・迅速化は今後さらに進むでしょう。

スピード重視の不動産担保ローンを選ぶなら

スピード重視して選ぶなら、最短3時間審査振込まで最短10分の「ユニバーサルコーポレーション」がダントツでしょう。

他にも全国区でスピード重視で選ぶなら以下の3社が挙げられます。

これらはいずれもノンバンクですが、なかには地方銀行系の保証会社を介さないスキームで1週間以内に融資した例もあります。

また、どうしても至急資金が必要な場合はブリッジローン(つなぎ融資)としてまずノンバンクで借り、あとで落ち着いて銀行に借り換えるという手もあります。

なお、速さを優先するあまり高金利で借りてしまうと、後々返済が大変になります。

緊急の場合を除き、多少時間がかかっても低金利の方が長期的にはメリットが大きいです。

どうしても急ぎの場合は、ノンバンクで短期借入→早期繰上げ返済や銀行借換えで利息負担期間を短くする、といった計画も検討してください。