大阪府在住の佐々木さん(仮名48歳男性)の場合
高校生の娘が来年には大学進学を控えており、数百万円にのぼる学費や仕送りの準備が必要です。
さらに運悪く、佐々木さんの奥様が入院・手術をすることになり、高額の医療費が発生しました。
教育費と医療費という二つの大きな出費が重なり、「このままでは貯金だけでは足りない、かといって消費者金融で高金利の借金をするのも避けたい」と頭を抱える日々でした。
そんな中で目をつけたのが、自宅を担保にまとめて資金を借り入れる方法です。

銀行の住宅ローン枠は使えませんが、不動産担保ローンなら資金使途の自由度が高く、審査も比較的通りやすいため、教育資金や医療費にも利用できると知りました。
実際に不動産担保ローン会社に相談すると、必要な資金を一括で借りても毎月の返済は年収の範囲内に収まる見通しが立ち、佐々木さんは申し込みを決意します。
融資手続きは入院費の支払い期限にも間に合い、無事にまとまった資金を確保できました。
まず奥様の手術費用や入院費を即座に支払い、退院後の療養生活に必要な費用も捻出できました。
さらに残りの資金は娘さんの大学入学金や初年度の学費に充当します。

「家を担保にするのは抵抗もありましたが、結果的に無担保のカードローンより低い金利で、必要な時に必要なお金を用意できました。おかげで娘の希望する進路を諦めずに済み、妻の治療にも専念させてあげられました」と佐々木さんは振り返ります。

高額療養費制度などで後からお金が戻る場合でも、一時的な立替資金として不動産担保ローンを活用するという賢い使い方も可能です。
教育費や医療費のように緊急性が高く、かつ多額の資金が必要になる場面では、不動産担保ローンによる資金調達は有力な選択肢となります。

佐々木さんの例は、そんな不動産担保ローンの上手な活用法を示しています。