【経営危機を救った資金調達法】不動産担保ローンで飲食店の資金繰りを立て直した52歳経営者の成功事例

不動産担保ローンで飲食店の資金繰りを立て直した52歳経営者の成功事例

東京都足立区で飲食店を経営する松本さん(仮名52歳男性)の場合

長年地元で愛されてきた洋食レストランを営んでいましたが、近年の景気低迷や競合店の出店により売上が減少し、資金繰りが悪化していました。

仕入代金や人件費の支払いに窮する月も出始め、このままでは店を畳まざるを得ないかもしれない。

そんな危機感を抱いた松本さんは、不動産担保ローンによるつなぎ資金の調達を検討します。

幸い、店舗兼自宅の建物と土地を所有していたため、それを担保に運転資金を借り入れることにしたのです。

松本さんは地元金融機関よりも審査が早く柔軟なノンバンク系ローン会社を選び、早急に必要資金を確保しました。

融資によって事業の運転資金を確保できたことで、滞っていた広告宣伝活動を積極的に行い、集客力の強化に乗り出しました。

具体的には、新メニュー開発とチラシ配布、SNSでの情報発信に取り組み、地元情報誌にも広告を掲載しました。

こうしたテコ入れ策が奏功し、次第に常連客が戻り始め、新規のお客様も増えていきました。

数か月後には月商が回復基調に乗り、資金繰りは見違えるほど改善します。

借りた運転資金は売上増加分から計画通り返済に充て、無事に完済への道筋が立ちました。

資金繰りが苦しいときに不動産担保ローンで迅速につなぎ資金を手当てできたおかげで、事業の立て直しに集中できました。お店を続けられたのも、あの時の融資があったからこそです」と松本さんは胸を撫で下ろします。

銀行融資ではどうしても間に合わない緊急の資金需要に対し、不動産担保ローンは申し込みから融資実行までのスピードが速い商品も多く、まさに「窮余の一策」として心強い存在です。

重要なのは、借りた資金の使い方です。

松本さんが示すように、資金繰り改善のために融資を受けたら、そのお金で売上回復やコスト削減につながる具体的な施策を実行することが成功の鍵となります。

ただ漫然と赤字補填に使うだけでは根本的解決になりません。

松本さんは不動産担保ローンで得た資金を攻めの経営に振り向け、見事に経営再建を果たしました。

資金繰りが厳しい状況に陥っても、不動産という担保価値があれば諦めずに手を打つことができる、その好例と言えるでしょう。